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マンガ製作日誌

創作同人マンガサークル「NEOスタヂヲ白楽」です。

デスノート(1)

最近、よく評判を聞くし、モリモトくんが面白そうに読んでたので俺も読んでみました。
ジャンプの推理マンガってなあ・・この人が昔描いてた「からくり左近」もいまいち
パッとせんかったしなあ・・と大きな期待はせずに読んでみたのですが、これが
めちゃめちゃ面白かった!こういう緻密なロジックで構成されてる話は大好きです。
そこはかとなくジャンプイズムが漂ってるのもいい。

話の構成もすごい巧く組み立ててあると思った。
もし仮に自分が同じアイデアを与えられて、コンテ描いてみるとしたら、
まずデスノート自体の設定紹介にページを割かれて説明ばっかの
坦々とした陳腐なモノになってしまいそうな気がする。
そうなるとキャラの内面描写のほうがおろそかになってしまいがちで、
第一話は「設定紹介マンガ」に終わってしまいがちで、実際よくそうなって
しまったことがありました。

(以下、話の内容に触れます)
第一話で一番面白いと思った場面は、デスノート自体の設定よりも
主人公が効果を理解した上で、死神の予想のさらに一歩先を行って
すでにノートを使いまくっている場面でした。
ここで主人公がどういうキャラなのか、強烈に印象つけられてグッと
引き込まれた。

話の流れとして、

?
・主人公がデスノートを拾う
・デスノートの設定を知る
・一旦興味がないそぶりを見せる主人公
・ここで5日間が経過する
・持ち主が現れる
・デスノートはほったらかしかと思えば実は・・で回想になり、
 初めての犯行の詳細が説明される
・主人公がデスノートを用いた計画を語る
・警察機構およびライバルキャラが動き出す

という流れになっているけど、
これがもっとベタに時間軸に沿う流れだと、

?
・主人公がデスノートを拾う
・持ち主が現れる
・デスノートの設定を知る
・葛藤しながらも恐る恐る使ってみると・・で
初めての犯行の詳細
・主人公がデスノートを用いた計画を語る
・実際に使いはじめる
・警察機構およびライバルキャラが動き出す

という感じになるかと思う。

?も話の大筋自体は同じだけど、あまりに裏表がなくて、読者視点からも
先が予測できてしまって、いまいちつまらない。
なぜか。

主人公視点から見ると興味の中心は「デスノートが本物であるか」だけど
読者視点からはぶっちゃけ「そんなことは最初からわかっている」のだから
(マンガだもの)、興味の中心は「どんな人が、どう使うか」であって、
そちらを話の中心に持ってくると、?のようになるのかと思う。

さらに、あえて時間をスキップして、その間の行動の詳細を描かず、
いきなり結果を描くことによって、読者視点からは
「5日間、主人公は何をしていたのか?」と読者に対して秘密を提示して
興味を持たせることによって、後半の説明部分を退屈せずに読ませること
ができていました。

娯楽作品で難しいのは、ここぞという見せ場ももちろんだけど、そこに
至るまでの坦々としがちな、つなぎの場面を、
「いかに退屈させず間をもたせるか」ということかと最近思うのですが、
そういう意味でこのデスノートの第一話は大変よくできていて勉強に
なりました。
(もっとも、長々と書きましたが、自分が勝手にそう思ってるだけで、
実際作者の方の意図とはズレまくっているのかもしれません。
確認する術はないわけですが。)

とりあえず今後の展開が楽しみだなあ。このマンガの場合、
週刊ペースで読むよりもまとめてのほうが面白い気がするから、
完結まで待ってまとめて一気かな。

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