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マンガ製作日誌

創作同人マンガサークル「NEOスタヂヲ白楽」です。

「キャラクターメーカー」ワークショップ3

今回の課題は『「アトムの命題」を属性としてもつキャラクターをつくる』というものです。
「アトムの命題」とは、死んだ息子のかわりに天馬博士によって作られた鉄腕アトムという
キャラクターの、ロボットの身体ゆえにけっして成長することができない、という呪縛のことです。
同じ手塚マンガで近い属性としては、ブラックジャックによって、プラスチックでできた身体を
与えられたピノコ、女性なのに男として生きているサファイアなどが挙げられます。

もっとはっきりとこの属性の条件をしぼると、以下の2点になります。
1・主人公の本当の身体は別の容れ物にはいっている
2・主人公は本当の自分としての「内面」と「外面」にギャップを持っている。

ここまで絞ると、たしかにこの属性をもったキャラクターって既存のキャラの中にも
けっこう思い当たるものがあるります。
この属性を持ったキャラクターを自分なりに作ってみます。

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名前:「アキバ・デビル」
弱小プロレス団体の新人ヒールレスラー。
秋葉原に集う歪んだ想念に惹かれて魔界からやってきた悪魔という設定。

22歳。
元はアマレス出身で、大学時代には五輪候補になり、
強化合宿にも参加した経験がある。
本番に弱いタイプで、出場はならなかったが、
その才能に目を留められ、プロレス界にスカウトされた。
小雪の発案で、コスチュームを着せられアキバ系レスラーとして
デビューしたところ、一躍トップスターとなった。

真面目な性格で、練習量は人一倍。
酒もタバコもやらず、時間があると肉体を鍛錬している。
本人的には、いつか正統派のプロレスがしたいと思いつつ、
団体の興行のためにヒールの役を甘んじて受け入れている。

プライベートでは、フィギュアやゲームなどは全然興味がないが、
役作りのためにアキバ系の情報も一生懸命仕入れている。
マニアのツボがいまいちわからず、試行錯誤の日々。


名前:「極悪マネージャー件メイド・ダーク小雪」
デビルに仕える魔界からやって来たメイドという設定。

15歳。デビルが所属するプロレス団体の社長の娘。
アキバ・デビルの立案とプロデュースをした仕掛け人。
レスリングはできないが、観客を沸かせるギミックの仕込みには
天性の才能がある。
口下手なデビルに代わってマイクパフォーマンスもつとめており、
相手を挑発するのが得意。
メイド服は自分の趣味で、コスチュームはデビルのものと共に手縫いの品。

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手塚マンガというより、DMCのクラウザーさんみたいなノリになっちゃいました・・
もうちょっと露骨に萌え系の記号を強調したデザインにしてもよかったか。

あと、時折、日曜日の秋葉原の歩行者天国で、通行人相手に暴れるゲリラ的パフォーマンスを
している・・という設定もつけようとしてたけど、不謹慎なのでやっぱり自主規制します・・

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「キャラクターメーカー」ワークショップ2

今回の課題は『「トトロ」や「ライナスの毛布」のような移行対象のキャラクターをつくる』というものです。
なんだか難しげな言葉がでてきましたが、「移行対象」というのは心理学のほうの用語だそうで、
「人形・ぬいぐるみ・毛布など、客観的に見るとただの物であるが、発達のある時期(乳幼児期)の子供にとってはかけがえのない愛着の対象となるような存在のこと」ということです。

で、「ライナスの毛布」というのは、スヌーピーのマンガにでてくるキャラの一人がいつも肌身離さず持ち歩いてる毛布のことで、一般によく知られる移行対象の代表例ということで引用されているようです。

キャラクターを作る際の利用法としては、まずなんらかの心理的不安定さを持たせた上で、
それをアイテムもしくはキャラクターとして表現すれば、
自然とキャラクターが向かうべき物語が見えてくるのでは、ということでしょうか。

課題の文章を引用します。
「以下の条件で主人公にとっての「移行対象」となるキャラクターをつくってください。
(1)大人、子供、幼児、年齢、性別、世界観はなんでもいいので主人公を一人つくる。
なんらかの「不安」「トラウマ」「未成熟さ」を抱えること。
(2)その主人公にとっての「移行対象」(「空想上の友達」もしくは「ライナスの毛布」)を考える。
「空想上の友達」なら単独のキャラクター、「ライナスの毛布」ならアイテムやコスチュームになる。

前回と違って、ランダムな要素はないです。

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名前:「北条くらら」
病弱の少女。免疫機能が極端に弱く、外に出ることができない身体。
ほとんどの時間を無菌室に近い状態に保った自宅の部屋で過ごして療養中。
学校にも行けないので友達といえる存在がいない。
家族は両親のみで、共働きで忙しいので昼間はずっと一人きり。

そんな彼女の外との接点は、部屋からみえる窓の外の景色と、
毎日屋根で昼寝している三毛猫くらい。

空想癖のある彼女は、猫に勝手に「ミケランジェロ」という名前をつけて、
自分と対照的な自由を持つ友達として彼の一日を自分なりに空想で補完して過ごしている。
今では、ミケランジェロとの会話(一人で考えているだけだが)が唯一の楽しみ。

部屋の窓は無菌を保つ為、開かないので実際に接したことはない。
猫毛アレルギーもあるため、もし実際に猫と接するとひどく咳き込む。

名前:「ミケランジェロ」
三毛猫。野良猫だが、人懐こく、近所のいろんな家から餌をもらっている。
家によって呼ばれ方は様々。正式な飼い主はいないので本当の名前は特にない。
くららの部屋の向かいの日当たりのいい屋根で昼寝するのが好き。
自分に関心を持っているらしい、くららを逆によく観察している。

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移行対象は猫のミケランジェロであり、
そこに実在はするけど、決して直接触れ合うことはなく、
あくまで主人公の主観での空想だけの友人関係というものにしてみました。

このキャラクターを使った物語としては、どういうのがいいか。
主人公が部屋から動けないというのは、映画の「裏窓」みたいな
シチュエーションを連想させるけど、話の軸は猫との関係だし、
猫自体は主人公の空想を知るよしもないしで、ちょっと詰まってしまった・・
猫じゃなくて人間にしたほうが話が動きそうだったかな?

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「キャラクターメーカー」ワークショップ1・その2

先週と同じ、ランダムで決めた属性に従ってキャラを考えてみます。
今度は「全身」「犬」とでました。
まっさきに浮かんだのは狼男っぽいものでしたが、あまりに定番過ぎて
それをそのまま描くのも練習にならないし、あまり面白くもない・・
で、毛皮を着た猟師ということにしてみました。

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名前:「三郎太」
先祖代々のマタギの家系で、現在でも猟を生業にしている男。
着込んでいる毛皮は先祖から古く受け継がれたもので、
獲物の皮ではなく、死んだ狩猟犬の毛皮を代々つぎはぎしたもの。
自身も、一年前に愛犬を失い、その皮を編みこんでいる。
今の目標は、その愛犬の命を奪った仇敵である手負いの熊を追い、仕留めること。
マタギの伝統を重んじ、旧式の単発式村田銃を愛用している。

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マタギを題材にした漫画には矢口高雄の「マタギ列伝」、藤田和日郎「邪眼は月輪に飛ぶ」など
名作が多いと思います。
いずれもスナイパー的な緊張感と、ストイックな生き様が魅力です。

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「キャラクターメーカー」ワークショップ1

先週考えていた企画の第一回です。
まずは、キャラクターの記号属性を何通りか用意し、その組み合わせをサイコロでランダムに
決定し、その目のまま想像力を働かせてキャラを考えてみる、というものです。

この本の中で挙げられている例は、人間の体の各パーツをなにかの動物に置き換えて
キャラをデザインしてみようというものです。
このジャンルでの代表はいわゆる「猫耳」ですが、ランダムに選ぶというのがミソで
考えもしなかった組み合わせがでてきます。
こういうのって、TRPGのキャラメイキングにも通じるものがあって、私は好きです。

で、今回のダイスの目の結果、「手首から先」「狼」とでました。
その結果を元に考えてみたキャラです。

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名前:「けちなおおかみ」(自称)
赤ずきんのコスプレをして、手首に狼のパペットをはめた少女。
本人は決して1一言も口を開かないが、パペットの腹話術で非常に饒舌にしゃべる。
口は非常に悪く下品なオッサン口調。
「オレ様はただのけちな一匹狼さ」が口癖。
狼はあくまで独立した人格のようにふるまい、少女の存在について、
狼的には彼女は「いないこと」になっている。

パペットに触ろうとすると、少女は非常に素早く反応してかわす。
パペットは寝るときも風呂にはいるときも常にはめたまま。
もし強引にパペットをはずした場合、コンセントを抜いた電化製品のようにピタッと
動きを停止する。はめると何事もなかったかのように動きだす。
そのままにしておくと多分餓死するまで動かない。

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ヒントはもろ「パペットマペット」で・・あの芸人さん好きです。
けっこう考えてて楽しかったので、もう一回くらいダイス振って作ってみようかな。

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